往復一万円の海外旅行チケットを衝動買いしてたので週末一人で武漢に行ってきた話 ~後編~
↑この記事の続き。
往復一万円チケットで海外旅行二日目。
前日飲み過ぎて、起きたら既に10時だった。
この日に行く場所は決めていた。
木蘭山という山。
何故、この山に決めたかと言われると別にたいした理由はない。
ただ、別に都会の観光地とか別に興味ないし、せっかくの旅なら、もっと自然が多いところに行きたかったから。武漢からそう遠くない山ということで、ここには行こうと決めていた。
どうやって行くか?
実は、会社の同僚に武漢生まれがいて、その子が凄くわかりやすくまとめてくれた。
■木兰山(ムーランサン)への交通案内:
武漢からおよそ43KMのところ 中国語:汉口火车站乘公交292到达“黄陂区旅游集散中心”,
再从集散中心换乘“四景环游”的旅游巴士,到达木兰山风景区。
日本語:漢口の火車駅で292番バスを乗って「
黄陂区旅游集散中心」に行きます。 そこで、「四景环游」という旅行バスの「木兰山风景区行き」
の切符を買って、それを乗って木兰山に到着。
ありがたやありがたや。
これさえあれば誰でも木蘭山に行けるだろう。
とりあえず火車駅に行けば良いとのことなので地下鉄に乗る。
火車駅 = 汽車駅 = 列車駅
地下鉄の路線図を見てショックを受ける。
この街、京都より全然都会だったわ…。
漢口火車駅に到着。
時間は既に昼前、バスに乗る前に腹ごしらえした方が良さそうだと思いKFCへ。
KFCは中国ではマクドナルドより多い。
だって、中国人はチキンを食べるのが好きだから。
昼をKFCにしたのには理由がある。
この日は冒険日、郊外に行くのだ。
海外旅行中、郊外に行ってお腹を壊したりしたらどうなるか?
それは死を意味する。
だから、自分の海外旅行は、ガチな場所に行く時に食べるものは決まっている。
KFCか卵チャーハンだ。
何故か?
- どこにでもある。
- お腹を壊す確率が低い。
- 味にハズレが無い。
みんなもこれは覚えておいた方がいい。
KFCを出て、バス乗り場を探す。
292番のバスなんて、そうそう見つからないだろう。
誰かに聞いた方がいいかもなーと思ってバスがある方向に歩いてたら意外にもあっさり見つかった。
念のためにバスに乗り込む時、運転手に確認する。
運転手は運転席でカップラーメンを食べてた。
「ムーラン山行くけ?」と聞いたら、座ったらいいみたいなジェスチャーをしてくれたので座る。
しばらく待ってると、他の客が、先払いで運賃を払ってることに気づく。
先払いだったのかよ。
カップラーメン食べるのに忙しかった運転手はどうでも良かったのだろう。
もう一度、運転手のところに行って、「いくらや?」と聞くと「4元」だった。安っ。
バスに乗って約1時間、武漢郊外のバス乗り場に到着。
このバス乗り場から、ついに木蘭山行きのバスに乗るんだろう。
意外と遠い道のりだった。
地下鉄40分
バス1時間
そして、さらにここから長距離バス…
ちょっとブラブラしてたら、もう時間は2時頃。
早く行かないとマズい。山に行くには時間が遅すぎる。
木蘭山行きのバスを探すが見当たらない。
どうやら、ちょっと前に木蘭山行きのバスが出発してしまったばかりのようだ。
悩んでいたら個人タクシーの運転手が話しかけてきたので、個人タクシーの運転手に「木蘭山に行くのはいくらだ?」と聞いてみると「101元だ イーパイイーユエン」
と返ってきた。その1元はなんだよ。
さっきのバスと比べると超高い。と言っても日本円だと1800円ぐらい。おそらくこれはぼったくりというわけではなく、普通なら4人ぐらいのグループとかで乗って割り勘するような感じだろう。
多分あと1時間ぐらい待てば、この1/3以下の値段でバスに乗れる可能性が高い。ただ、バスはいつ来るか解らない。
夕方に山に到着して、そこから山に登って、ホテルまで帰れるか?
危険だ。…仕方ない。今回は週末旅行なので妥協してその個人タクシーで行くことに。
個人タクシーで40分ぐらい。
ついに目的地、木蘭山に到着…
と思ったら、意外とこの門から遥か先、木蘭山の上の方まで車で上がっていった。
到着。
101元払ったら、110元だって言われた。
うーん、多分この個人タクシーは騙そうとしているわけではない。101元なのは不自然だったし、確かに「イーパイイー(101元)」って言ってたと思うんだけど、もしかしたら方言でイー(1元)とシー(10元)の発音がいっしょなのか、聞き取りが悪かったか。まぁいいや。
なんだこの山。
寺があって超かっこいい。
しかも、登るのが楽そう。
早速登っていく。ちなみに入場チケットは確か80元
いやー。良い場所だ。
素晴らしい絶景。
さらに嬉しいのは、電池残量ほぼ0で持って行っていたRICOH GRがここまでなんとか撮影できた。空港で"写ルンです"を買おうか1時間迷ったあげく、最悪スマホで撮ればいいやという風に考えてたんだけど、まさか、ここまで耐えてくれるとは。
RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175740
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: Camera
- この商品を含むブログ (31件) を見る
さて、そんなわけでここからはスマホの残念画質ですが、
山の頂上はこんな感じ。
金頂!なんか縁起良さそう。
中に入って、寺をお参り。
山の裏側には朽ちて使われなくなったロープウェイが。
廃ロープウェイは初めてみたかも。
オマケ。
天街 → HEAVEN STREET(英語) → 庭など(日本語)
この訳は適当すぎやろ・・・
このあたりの日本語は、もはや解読不可能。
帰りのバス停までは同じような個人タクシーに乗ったけど、相乗りだったこともあって30元でした。
帰りも同じように292番のバスに乗って(帰りはバス停で100人ぐらい並んでた)
地下鉄に乗って、帰りにホテルのある駅とは違う駅に適当に降りてみた。
確か江漢路、地下鉄の路線図の位置的に、いろいろありそうだったから。
降りてみると予想通り、ショッピングモールとか屋台街とかがあった。
西安冷麺に人がかなり並んでたので、行列を見ると並んでしまう日本人の特性で並んでしまった。
牛肉冷麺めっちゃ美味しかった。
いやー、良かったなー。
この旅は本当に何もトラブル無かったし、山でリフレッシュできた。
往復一万円チケットでも海外旅行は堪能できる。これが解ったのは大きい。
みなさんもぜひ。