でそぶろ

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日本では見かけなくなった"あの"ゲーセン文化を広州で見つけたんじゃ。香港・深セン・広州のスト4ゲーセン事情2013冬版

北京に半日滞在した後に香港へ飛んで、さらに次の日に陸路で深センに行って、今は広州にいるんじゃ。世界各地のゲーミング文化を研究しとる でそらじゃ。

 

香港といえば、以前行った時は、ベガ使いのXBOXで有名なあの人(名前忘れてしもうた)とか、EVO2012ベスト8ぐらいまでいっとったHumanBomb君達にお世話になって家ゲーしたんじゃが、今回は誰にも連絡せずにこっそり行ったんじゃ。そもそもゲーセンの住所も忘れてたし、偶然泊まったホテルの近くにこのゲーセンがあっただけなんじゃ。

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香港中心部の、どっかのセブンイレブンの左にあるセガのゲーセン(適当)

 

香港と言えば、このゲーセンしか知らないんじゃが、もしかして今は香港のゲーセン事情変わったんじゃろか。

 

今でも対戦はそこそこ流行っているようで、写真右の彼のヴァイパーが特に強かったんじゃ。しばらく香港勢と対戦して、何か違和感。

 

近中P→屈大P→大ゴウショウハが繋がらない

 

なんと、このゲーセンはスト4 AE2012ではなく、AEのままじゃった。一個前のバージョンじゃ。もしかしたら、香港にAE2012は存在しないのかもしれないのう…。知ってる人は情報をくれんか。

 

しばらく対戦してると「どこから来たんだ(英語)」って聞かれたから「Japanじゃ」って答えたら「すごい(日本語)」って言われたんじゃ。ゲーセン内で、皆アーケードゲームよりもパズドラとかスマホゲーを熱心にプレイしてるのが新鮮じゃった。香港でもパズドラ流行ってるんじゃのう。

 

さて、お次は深センじゃ。深センは香港から陸路で繋がってるから、タクシーでイミグレまでいけば、すぐに行き来できるんじゃ。日本人ならビザなしでスグ行ける。もし、中国大陸人ならビザの事前申請が必要らしいんじゃ。不思議じゃのう。

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深センで泊まった場所の近くにあったゲーセン。対戦ゲーは流行ってなかった。

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深センは香港とかに近いこともあって、最新ゲームが割と早く入荷されることで有名な都市じゃ。かなり暑い。北京では皆厚着じゃったのに、深センは半袖じゃ。

 

さて、深センのゲーセンってどこじゃったかのうとGoogle検索してみたら、なんと、わしの昔のブログのキャッシュがひっかかったんじゃ。びっくりじゃ。住所は东门永新街59号,戴斯酒店对面という場所。对面というのは向かい側って意味じゃから、戴斯ホテルというとこの向かい側という意味じゃ。前回、深センに初めて来た時は、このゲーセンを見つけるのにかなり苦労したんじゃ。

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リュウの等身大フィギュアが目印の、なんとかLegendというゲーセンじゃ。

 

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AE2012の対戦台が4つあって、対戦も大盛況じゃ。

 

ガイ使いの人が屈中K先端をガードさせた後に判定の強い中P入れ込みとかやってきて「こやつできる! 」ってなったんじゃ。この連携は剛拳の最速大足とかも潰せるから、かなりいやらしい。あとは、タメ時間が完璧なガイル使いの人が上手かったのう。

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ストリートファイターvs鉄拳の対戦台まで置いてあったんじゃ。

誰もやってなかったけど。

 

さて、最後に広州のゲーセンじゃ。

広州のゲーセンは、わしも今回初めて行ったんじゃが、地铁3号线到体育西路站,D出口上去,天河城大楼6楼という場所にあって、ここがあの中国プロゲーマーのシャオハイや大口のホームゲーセンなんじゃ。

 

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この、天河城という有名な巨大デパートの6階なんじゃ。

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6階のゲーセンに行ってみるとスト4コーナーには凄い人だかりが。

AE2012の対戦台が3台設置されているんじゃが、ずっとフル稼働しとった。

 

そしてこのゲーセンで驚いたのがこれじゃ。

日本でも遥か昔、このゲーセン文化が存在した。

 

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順番待ちコイン!

 

いゃぁ。まさかこんなところで、順番待ちコインを見れるとは。

知らない人に解説すると、順番待ちのかわりに自分のコインを並べるというのは、昔スト2時代とかに日本のゲーセンでもあった文化じゃが、今は完全に廃れとる。

 

ちなみに、中国の格ゲーは、ほとんどの場所で連コOKというか、一度席に座ったら、コインが無くなるまで席から離れん。プレイしたい場合は、座ってる人が負けた時に、肩をポンと叩いて、「どけや!!おらぁぁ」って言うしかないんじゃ。

 

 

だからこそ、広州で、この順番待ちコインを見て衝撃を受けたんじゃ。対戦してて思ったんじゃが、広州勢は日本人と気質とかはそっくりじゃ。なんというか、みんなシャイなんじゃ…他の地方と違い過ぎてびっくりした。ちなみに、このゲーセンは22時閉店で、対戦が盛んなスト4台以外のゲーム筐体から電源が落とされていって、掃除とかが終わった22時半ぐらいにスト4が終了される。こういうのも、なんだか懐かしいのう。昔は小さいゲーセンでよくあったもんじゃ。今でもあるのかもしれんが、わしはゲーセン滅多にいかなくなったし知らん。

 

さて、広州スト4のレベルなんじゃが、ここはマジ強い。中国版タイステじゃ。

 

広州勢に聞いてみたところ、広州最強は大口君で、その次がシャオハイらしいんじゃが、この2人は、ちょうど上海大会に行ってるらしくて今回は会えんかった。

 

この2人は別格としても、

日本のアケならマスター以上であろうガイ・DJ・リュウ・ホーク

グラマス以上であろうフェイロン・ヤン・コーディ

は、今回わしが連戦して確認したんじゃ。カードとかないから、わしの感覚じゃけど。

 

特に、高難易度コンボを安定して決めてくるDJと、プレッシャーのかけ方が上手くて屈大Pふりまくってくるコーディとかは印象的じゃったのう。全体的に、ネタに対する対応力が他の地方の中国勢とは段違いじゃった。

 

例えば、ガイ使いの人とかは、同じネタは二度と喰らわなかったんじゃ。

 

垂直ジャンプを見せつつ、ガイのスラ先端がギリギリ届く間合いに入ると、下段当て身を仕込むと、すぐさまガイ使いはスラじゃなくて、カカト落としに切り替えてきたり、わしがそのカカト落としにも対応すると、今度はガイ使いが待ち気味になったからダッシュ投げで崩しに行くと、一度目のダッシュ投げは通るんじゃが、二度目からは、ちゃんとガイの通常技がダッシュにひっかかるように置かれてあって、最大コンボを決めてくる。それならばと、わしはさらにダッシュの間合いを調整して、ダッシュ中当て身で置き技を当て身すると、そのダッシュ当て身対策で、さらに下段を見せてきたり…。そんな感じで、相当深い読み合いに発展して、最終的には通常技での殴り合いになるんじゃ。

 

ここまで読み合いが出来るガイとかDJとか、このご時世日本でも滅多に対戦できないし楽しかったのう。ゲーセンが閉店したあとは皆でジュース飲んで解散した。

 

中国のスト4じゃが、わしのイメージじゃと、

広州(大口)>>>>>>>>>>>>>北京(ヤン)>深セン=上海(アドン)>>南京(セス)・杭州(ザンギ)とか

という感じの強さ分布だと思うんじゃ。カッコ内は、わしが聞いたなかで、その地方で一番強いプレイヤーの使ってるキャラ。北京は最近は、どうなってるのか全然わからん。

 

この他にも、わしが中国全国大会で負けた四川ガイしかり、地方のよくわからない場所にも強いプレイヤーが存在するのも事実なんじゃ。ウイグル勢とか見てみたいのう。長くなったけど、そんな感じじゃ。明日の早朝に日本へ戻る。

 

 

D09 地球の歩き方 香港 マカオ 深圳 2014~2015

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香港・深セン&マカオ夜の歩き方

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